D-U-N-S® Number(ダンズナンバー)取得方法について
今回はシステム・アプリ開発の上で必要となる場合があるD-U-N-S® Number(ダンズナンバー)の取得方法について案内してみたいと思います(以下DUNSナンバー)。
システム開発をしているとDUNSナンバーが必要となる場合があります。特にAppleが求めてくる事が多くApple Developer Program または Apple Developer Enterprise Program に法人として登録する際には必須となります。今回は
「DUNSナンバーを要求されたけど、DUNSナンバーとはなんぞや?」
という方に向けての記事となります。
DUNSナンバーとは
まずDUNSナンバーについてですが
The Data Universal Numbering System (D-U-N-S®)、1962年にD&Bが開発した9桁の企業識別コードのことで、世界の企業を一意に識別できる企業コードです。D&Bが独自に管理をしており、日本企業についてはTSRが運営しています。D-U-N-S® Numberを用いることで、データベース上での企業の識別が容易になるため、顧客管理や、調達先管理、さらには各企業が運営する様々なプログラムで活用されています。(引用元:D-U-N-S® Numberとは : 東京商工リサーチ)
となっております。つまり国を関係なしに一意に企業を識別できるコードです。 どの会社かというのを一意に識別するためにDUNSナンバーの提出を必須にしているのでしょう。
DUNSナンバー取得元
DUNSナンバーの取得方法は大きく分けて2つあります。
の2つの取得元が考えられます。これ以外にも取得できるところはあるかもしれませんが、メジャーどころ2つなのでここから選択で問題ないかと思います。
DUNSナンバー取得方法比較
2つの取得元があるようなのでそれぞれ見比べてみましょう。以下の表のようになっています。
東京商工リサーチ | Apple | |
---|---|---|
申請費用 | 3240円 | 無料 |
申請日数 | 登記簿謄本が到着から最大3営業日 | 最大5営業日 |
申請に必要なもの | 登記簿謄本 | Apple Developer Account |
検索費用 | 無料 | 無料 |
検索日数 | 1営業日程度 | 即日 |
検索に必要なもの | 特になし(住所などの会社情報程度) | Apple Developer Account |
言語 | 日本語 | 英語(会社情報はローマ字入力) |
費用・日数を考えると圧倒的にAppleのほうが有利となっています。ただ最大のネックは入力が英語・ローマ字となるところでしょう。 あまり英語に自信がない、日数にゆとりがあるという方は東京商工リサーチの利用で問題ないのではないのでしょうか?
「3240円でも支払いたくないよ」 という方も多いかと思いますが、DUNSナンバーは基本的に自分から申請しなくても、登記があれば登録が勝手にされることが多いです。 ですので、まず検索してみてはいかがでしょうか?
なお東京商工リサーチは申請と検索が全く別の手続きを取ることになるのですが、Appleの場合はもうちょっと楽になります。 Appleは検索してみて、存在しなければそのまま申請、という一連の流れをそのままやってもらえます。その点でもAppleは優れた「UX」を提供しているように感じます。 Apple Developer Accountが必要になりますが、特に難しいことはありません。特にすでにAppleIDをを持っている場合はそれをそのままDeveloper Accountに使いまわすことができるのであっという間に終わります。
実際の検索は?となるのですが、ここからは各サイトの案内に従っていけば簡単に終えることができます。 基本的には会社の住所などの情報を入力するだけで終えられるようになっています。DUNSナンバーを全然知らない状態でDUNSナンバーを要求されることがあると、割と混乱してしまうので、どういったものなのか、どうやって取得するのかまでご案内させていただきました。